彩のChii-Kura記~☆

猫と小さく暮らす旅行業アラフィフの独り言

【猫作文・うちのお母さん】ネコの母の日は7月

最近、お母さんは、朝「いってくるね」と出かけて、夜「ただいま」と帰ってくるようになりました。

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その前は、お母さんはずっと家にいてイヤでした。

その前の前は、昼間はいつもあたし一人だったのに、急にお母さんも昼間に家にいるようになって、

一日中、パソコンやテレビの音がしていて、ときどき大きな独り言がきこえて、

あたしは、家で居場所が分からなくなって、

そうしたら、庭にノラ猫さんが来て、ビックリして怖くて、

それで、ちょっと頭がおかしくなって、

「家にいるのはきっと、お母さんじゃない。悪者だ!」って思って、

その人に唸ってとび掛ったり、引っ掻いたり、噛み付いたりしました。

 

あたしがたくさん爪を立てたので、お母さんの足や腕は、傷だらけで血だらけになって「いたい、いたい」といってました。

それで、お母さんは猫タワーを買ってくれて、出窓にお気に入りのさぶとんも置いてくれて、ノラ猫さんが庭に入ってこないようにしてくれました。

ざぶとんで寝ていると、「いい子ね」となでてくれるので、その人がお母さんだとわかるようになりました。

お母さんの足と腕は、あたしが何回も引っ掻いたので、傷あとがたくさんあります。

「もう肌のたいしゃがわるいから、きっと消えない」って言ってます。

あたしもだいぶ良くになったので、たいしゃにも良くなってほしいです。

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お母さんの生活が、前の前みたいになったので、あたしも前の前のときみたいに、

朝、お母さんがでかけるときは、ふとんにもぐって寝ています。

夜は玄関でお迎えして、ごはんをもらって、一緒にベッドで眠ります。

夜、ベッドでお母さんの腕に頭をのせてゴロゴロいうと、

「世界で一番かわいいニャンコ」といって、撫でてくれるので、

あたしもお母さんの顔を手の肉球で撫でます。

そうすると、お母さんも、また、あたしを撫でてくれます。

 

お母さんは夜、帰ってくると、ビールをのみます。

たくさんのんで撫でられると臭いので、あんまりのまないでください。

でも、お母さんが前の前みたいになったのは、うれしいです。

 

前の前にもどっても、今もたまに、何か不安になることがあります。

今日も外で何か音がして、またノラさんが来たと思ったら驚いてしまって、

シャーっと叫んで足にとび掛ってしまいました。

でも、最近のお母さんは、家の中でゴム長靴をはいているので、

あたしの爪は膝あたりにくい込んだだけで、ほかはゴム長靴のおかげで無事でした。

お母さんは大きな声も出さないで、あたしが落ち着くまでじっとしていてくれます。

けっこう深く爪立てちゃったので、また消えない傷がふえたかもしれません。

たいしゃさんには良くなってほしいです。

 

あたしは去年の12月に14歳になりました。

お母さんのぶんるいだと、もう70歳くらいだそうです。

なので、きっとお母さんより、子供のあたしのほうが先に逝きます。

ですが、いつもお母さんがいうように「長生きねこ」になれるように頑張ろうとおもいます。

5月の母の日は、暴力ネコで何にもできなかったので、ネコの母の日は7月にしました。

で、らいしゅうの日曜日は、もっといい子になろうとおもいます。