#大人の恋
☆結婚生活が長いと恋に憧れる
40歳を過ぎた頃から、「恋がしたい」と言う声を聞くようになりました。
ドキドキするほど思いつめて、一緒の時間を惜しむような、
夜ベッドに入った時に、その人のことを思い出して体の芯が熱くなるような、
そんな恋がしたい。
男女問わず、そんなことを言うのを聞いたように思います。
「恋がしたい」と口に出して言う人は、
・結婚している人
・一緒に生きていく伴侶がいる人
でした。みんな恋をして好きな人と結婚したはずなのに。
恋人がパートナーになって、今一緒に暮らせているのに、何で恋がしたいになるの?
と疑問になりますが、私的には結婚した時点で相手は恋人でなくなると思っています。
もちろん、結婚前と同じようにラブラブで過ごしている夫婦もいるでしょう。
でもそれは、家の中でも人前でも、フィジカルで言語的な愛情表現ができて、恋人のように暮らしているということで、恋とは違います。
恋を超えた相手がいるから、恋がしたいと公言できるんだと思います。
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☆恋人とパートナーの違い
恋人とパートナー(伴侶)との決定的な違い、それはなんでしょうか?
私が思う違いは、約束をしなくても一緒にいられるかどうかです。
妻(夫)には会うための約束はいりません。
一緒に暮らしているのですから、毎日会うし、互いの所在がわからなくなることもありません。
毎朝、「おはよう」「おやすみ」を言い、日常的に相手の顔を見て、声を聴き、気配を感じながら暮らしている人。
何も意識しなくても、現在も未来もずっと一緒にいる人。
妻や夫とは、そういう関係の人です。
恋人は、約束をしなければ会うことはありません。
連絡を取り合わなければ、一生会わないこともできます。連絡が途絶えれば、互いの居場所も分からなくなるでしょう。
いつも互いを意識するから、今一緒にいるのであって、未来は分かりません。
恋人とは、そういう関係の人です。
「恋をしたい」とは、
・次にいつ会えるだろうかと思い巡らす関係
・約束をしなければ相手の居場所が分からなくなってしまう関係
・繋がっていることを毎回確認しなければならない関係
・いつか別れるかもしれないと、どこかで思っている関係
そんな不安定な関係に憧れているだけです。
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☆あなたの一番大切な人は誰?
パートナー(伴侶)は一人だけです。
結婚相手=パートナーとは思っていません。
結婚は法律上、他人が家族になるための、ただの契約です。
家や生計や、何気ない生活を共有しながら、長い未来を一緒に過ごしていく。
そしていつの間にか、「互いに、がかけがえのない存在」になる。
今、この地球上の人口は77億人。
その中の10億人が同世代だとして、異性は、その半分の5億人。
その中のたった一人が、今一緒に暮らしている相手(伴侶)だとしたら、そんな相手との出逢いは、まさに「運命」なのではないでしょうか?
もし、今、あなたにパートナー(伴侶)がいるなら、
何の約束をしなくても一緒にいられる当たり前の幸せを、もう一度見直してくれますように💓