1月下旬、「なんか中国、ウィルス感染で大変みたいですよ」
聞いた時は、「ふ~ん、そんなことが起きているんだ」程度の意識しかなかった私。
その後、ヨーロッパに飛び火したコロナウィルスは世界中を駆け巡り、転げ落ちるように、日本でも緊急事態宣言となって2週間。
毎日の感染推移と苦しい医療現場のニュースばかり選んで見ては、不安になり、食事は適当、酒量は増え、熟睡できず😢
そんな弱さが情けなく、自分で自分を励まそうと、一人声に出して「頑張ろう!」と言っては、また落ち込む…
そんな状態を繰り返していましたが、やっと心身のバランスができてきたようです。
忘れないように、ブログに書いておこうと思います。
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☆対岸の火事が世界大火災へ
1月お正月明け、国際イベントの仕事が終了した頃、中国で新型ウィルスが発生しているとのニュース。
数年前のSARS、MARSを思い出したものの、日本じゃなくて良かったなと、まるで『対岸の火事』でした。
それが2月、ダイヤモンドプリンセス号で、一転『こちら側の火事』に!
それでもまだ、
「今年の流行語大賞は”密”かな?」
「”クラスター”じゃない?」
「いやいや、”PCR検査”でしょ」
と呑気なことを言ってました。
(不謹慎でした、ごめんなさい💦。今はしっかり現実を認識しています。)
そんなお気楽感でいられたのも、雛祭り頃までくらい。困惑しているうちに、気が付けばコロナウィルス(COVID-19)感染症は、
『世界中に燃え広がる大火災』
になっていました。
そして、4月7日(火)「とうとう来たか」の『緊急事態宣言』発令。
4月8日(水)から『Stay Home』外出自粛要請・出勤禁止
で引き籠りの日々が始まりました。
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☆在宅ワークの孤独
1週間目、覚悟はしていたものの、一人暮らしの自粛は予想外の辛さ。
ジムもランニングステーションも閉鎖、食事会・飲み会NG、人との接触はあっという間に9割以上削減、生活の中の会話はゼロに。
オンラインミーティングで会話しても、当然、終了後の雑談もコーヒーもなし。またシーンとした部屋の中で一人パコパコPCを打ち、残業規制で定時に、PCの電源落として終了。仕事が終わっても「お疲れ様!」を言う相手もいません。
気分転換しようにも、映画館も図書館も美術館も閉館中
(第一、出勤禁止中に電車乗っちゃまずいでしょ!)
一人暮らしはただ、ただ、孤独感が増殖していくだけ。
思考はどんどん自滅的で、
「ああ、老後、仕事辞めたら、こんな毎日が続くんだな…」
と情けないことを考える始末でした。
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☆仕事無くなった、で、覚悟できた
そんな1週間が過ぎた水曜日、手掛けていた最後のツアーイベントの中止が決定。
スタッフとオンラインミーティングをして、チームは解散、会社にPC返却して終了。仕事が無くなったことをすぐには飲み込めず、とりあえず落ち着こうと、ワインとチーズを買って飲んだくれました。
「あーぁ、ヤバい、これ以上一人になったら、本当に心病んでしまう…」
ところが翌朝、なぜか気持ちは軽く、朝からコーヒー飲みながら新聞をゆっくり読み、庭の掃除をし、スーパーで買い物をし一人でもちゃんと料理し、あれ?って感じ。
多分、辛かったのは、
・いつもいる同僚に会えない寂しさ
・思うように捗らない遠隔ワークのストレス
・家にいるのに何で休みじゃないんだ!という思い
(基本、家にいるのはお休み日)
そんなな鬱積が、積もっていたのだと思います。
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☆今、私にできること
YouTubeやTwitterでは、いろんな人が、応援や呼び掛けを発信しています。
ミュージシャン、俳優さん、芸人さん、芸術家の人たち、などなど…
「ただ、こうして家の中にいるだけの私にできることは、何もないのかな?」
と自分にできることを考えてみました。
それは、
「病気にならないこと、怪我をしないこと」
疲弊している医療機関の負担を増やさない、心身ともに健やかでいること!
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☆アリとキリギリスの両方になろう
「困ったな、仕事。当分、ないかも?」
私は旅行業なので、緊急事態宣言の解消後も、仕事がない日々は続きます。秋には回復して欲しいと思いますが、どれくらい続くかわかりません。
でも思い悩んでも何にも変わらない、だからそれなら、これは、
『また忙しい仕事の波が来るまでの、長~いOFF』
もう腹括って、この現実に乗っていくしかありません。
今は復帰の波が戻ってきた時に、いかにちゃんと波に乗れるか、その体力作りです。
もうすぐ5月、日も長くなり、これからは良い季節💛
「アリとキリギリス」の両方に倣って、
キリギリスのように気楽に歌っって、
アリさんのようにコツコツと、
自分の中に何か蓄えていけばいいと思っています。
負けないぞ、コロナ!