彩のChii-Kura記~☆

猫と小さく暮らす旅行業アラフィフの独り言

【秋、バイト仕事辞めました】ニューノーマルへ10月からリ・スタート

 今朝、5時過ぎ。

窓を開けると、外は薄ぼんやり明るくなりかけて、ひんやりとした空気が入ってくる。

起き上がって時計を見たら5時半。日の出の時間。

そのままクローゼットを開け、ランニングウェアに着替え、

ちょっと寒いなと思いながら、スポーツベストを羽織り、シューズを履いて、

朝日の中、走り出しました。

頭の中も、気持ちの中も、身体も何だかとても軽い。

解放された感というのでしょうか。

 

一昨日、9月30日水曜日。

その日を最後にして、私、バイト仕事を辞めました。

10月からは、今まで外に向けて注いできた熱量を、自分自身に向けていこうと。

 

「何もしないこと=要らないこと=ダメなこと」

そんな闇のような式から、ようやく抜け出せた感じです。

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※朝のランニングロードです

 

 

無理と錯覚の、7月

生来の仕事が無くなって、7月にバイトを始めた時、

立ち止まっていてはダメだと、何かを始めるんだと、自分を鼓舞していました。

 

何かをすることが頑張ること、前を向くことだと、

違った環境と立場、知らない世界は、きっと良い経験になるはずだと、

そう、周囲に言って、笑って、

自分に言い聞かせて。

 

でも、本当のところは、

何もしていない自分が不用品になったようで、ダメ出しをされているようで、

そんな気持ちを誤魔化したかっただけ。

自分が元気で、どんな時にも対応していけると、錯覚したかっただけでした。

 

どうしてそんな「無理笑い」や「カラ元気」で乗り切ろうと思ったのか。

それは、そんな誤魔化しの間に、戻ってくると思っていたから。

今まで自分が大切にしてきた、私自身のパーツ・要素のような世界が、

きっと戻ってくると、そう思い込んでいたからでした。

 

気が付いてオロオロとした、8月

毎日、決まった電車に乗り、決まった時間に作業を始め、

指示された休憩を取り、同じことを繰り返し、

決まった時間に帰るバイトの日々。

 

「いやいや、仕事の大半はルーティンなものだろう」

そう、サラッと流そうとしても、

「私、何しているんだろう」と、問いてはいけない問いが、頭の中を流れてくる。

 

周囲を見ると、普通の生活が戻ったように見えます。

混んだ通勤電車、買い物客、公園、レストラン・・・

 

そして、

ニューノーマル」、という言葉が頭に浮かんだ時、

急に、

「以前、自分がいた世界は戻ってこない」、と気が付きました。

 

今の常識はもう前とは違う、価値観は変わるんだという現実が、

天啓のように、突き刺さってきました。

もし、戻ってきても、それは違う価値を伴った違う世界。

そういうことなんだ。

 

では、私は、どこに戻ればいいんだろう・・・

 

9月を経て、10月リ・スタートへ

 

「今までの世界は戻ってこない」

ということは、今までの自分に戻る場所はないってこと。

ならば、何も待つものはないんです。

 

違う世界が戻ってくると言うなら、それがニューノーマルで普通だと言うなら、

その世界に見合う自分になればいい。

今、まだ止まっているこの時間に、新しい自分を創っていけばいい。

自分が変わればいいんだ。

 

「脱皮」って感じでしょうか?

違う姿で旅行・イベントが戻ってきた時の為に、

まさに今、古い皮の下で次の自分を創る時期なんだと思うのです。

 

9月30日がバイト仕事の契約期限で、更新はしませんでした。

そもそも、夏の臨時仕事をバイトと呼んでいたこと自体が、

私の姿勢の現われだったように思います。

 

回復はもしかしたら2、3年後、それでも今始める

2月の禍から8か月、もう半年以上、ずいぶん、泣いたし弱音も吐きました。

 

でも、最近思うのは、人が泣くのは、弱いからじゃないです。

自分がしっかりしないといけないと思う時、キツイなぁと人は泣くんだと、

だからそんな時は、泣いてもいいんだと思います。

 

でも多分、もう泣かないな、泣いている時間は、もうないから。

 

旅行・イベントは、これからどうやって進むのか、まだまだ模索が続きます。

完全に持ち直すのは、残念ながら、2、3年先という見方もあります。

インバウンドや、海外添乗は、きっとそれくらいかかるでしょう。

 

ならばその2、3年後まで、ニューノーマルに合わせていけばいいんです。

だから、今、始めます。

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10月は年度の後半、秋期の始まりです。

空の青さも今までと違って、抜けるような透明感のあるブルーに見える。

リ・スタートの具体的なお話は、また次にするとして、

健やかで気持ちのいい秋を過ごせますように♬