彩のChii-Kura記~☆

猫と小さく暮らす旅行業アラフィフの独り言

【週末は嫌い】休みの日は一人と向き合えなくなる

土曜日、朝、ぼんやり目覚めたら雨の音がしていた。

今日も雨だな、と思う。

猫は、同じベッドの上で、背中合わせに丸くなって寝ている。

夕べもよく眠れなかった。

最近、眠れない夜が多い。というか、良く寝たと感じた朝は、いつだったか??

 

右腕が、また痺れて痛む。

6月くらいから右腕が肩から指先まで痺れて、痛みで目が覚めるようになった。

明け方の3時半か4時くらい。唸るくらい痛い痺れ。

整形外科に行ったら、紹介状を書かれて専門病院いくように言われて、MRIを取った。

首の脊髄が一部、狭窄しているのが原因らしい。

 

加齢…って、こと??

生活で防いだり治したり、できるものじゃないらしく、根本治療は手術だけれど、

そこまでひどくないから、しばらく投薬で様子見になっている。

 

「昨日、夜、薬のんだかな。。。」

ビールは飲んだが、食事をした記憶がない、ってことは薬のんでないか。。。

 

ベッドの上で伸びするように寝返りをうって、こっちをじっと猫が見つめる。

「おはよ、にゃんにゃん。

お母さんとにゃんにゃんと、二人っきりの家族だからね。

大丈夫になるように、お薬のんでくるよ」

 

キッチンにいって今朝の分の薬をのむ。

流しには、昨日の食器が残骸のように置き去りになっていて、見苦しい。

まな板と鍋と、1人分のお皿と箸。

ゆうべ、何か食べたらしいな、と思う。

友人は皆な、私の家をキレイだと言う。きちんと暮らしていると言う。

でも本当は全然、そんなことない、ちゃんとなんか、暮らせていない。

 

流しの残骸から、コーヒーカップを拾って、雑に洗ってコーヒーを淹れる。

薬缶を持ち上げる右手が、やっぱり痺れて痛い。

 

土曜日か…、週末は嫌いだ。

週末は、家族の時間だから。

 

平日はいい。家族でも一人でも、みんな一日の大半を「個」で過ごすから。

仕事だったり、学校だったり、それぞれの役割があって、

一人ひとり、一日のほとんどは、個々の時間だ。

 

週末は「組」の時間、「個」じゃない。

平日の「個」が、誰かと「組」になって、長い48時間を一緒に過ごしていく。

組む者がいない「個」は、週末も個のままだ。

 

いつも、いつも、そんなことを感じているわけじゃない。

「個」だの「組」だの、そんなこと考えずに、

普通に自分の予定で過ごす土日だって、たくさんある。

今日、そんなことを思うのは、ちょっと心が弱っているんだろう。

 

公園やショッピングモールなんか、行きたくない。

ファミレスも、映画館も嫌だ。

手を繋いで歩く夫婦や、家族連れなんか、見せつけられたくない。

 

他人の無為の幸せにまで、僻みがましく恨めしく、自分が情けなくなる。

こんな時は、どうしたらいいんだろう。

 

携帯の画面を見る。LINE入ってないかな、と、つまらない期待だ。

「おはよう」って、誰か。「今日も雨だね」って、誰か。

入っているのは公式アカウントの広告だけだ。

第一、LINEはただの文字、ヒトの声じゃない。見たところで何もない。

 

腕の痺れを抑えるみたいに、心の痺れを治す薬がほしい。

 

床に猫の毛玉が落ちている。

掃除しなきゃと、窓を開けて掃除機をかける。雨、降っている。

猫はベッドでタオルケットの下に潜っている、掃除機の音が嫌いだから。

 

奥の部屋に目をやる、室内干しの洗濯物、片付けなきゃ。

シーツと枕カバー、洗わないと。

お皿洗って、ゴミを捨てて、就業報告書いて、

着替えて、支度して、ヨガに行って。。。

 

風が強い、一日中、雨だろうか。

梅雨、いつ明けるんだろう。明けて山とか登ったら、痺れ取れるだろうか。

今日は、我慢して、

でも、まだ、明日、日曜日もあって、日曜日なんかいらないのに。

 

書きたいことは他にたくさんあるのに、

なのに、朝からこんな愚痴めいたことを書き連ねて、

弱くてすみません、今日は特に、週末が嫌いです。