彩のChii-Kura記~☆

猫と小さく暮らす旅行業アラフィフの独り言

【コロナ禍のせい?愛猫が鬼猫になった夜のこと】

お題「#おうち時間

昨晩、うちの愛猫が大発狂しました。

ソファで私の脇元にピッタリ顔を埋めて寝ていたのに、

立ち上がろうと、膝から降ろした途端、いきなり発狂!

「シャーッ」と威嚇、「うーぅぅ!」と怒りの唸り声、

体を低くして、少しでも動くと爪を思いっきり立てて足に飛び掛かってくる。

 

急いで足をソファに上げ、クッションで遮ろうとするも、

攻撃は止まず、狭いソファの上でしばらく籠城状態。

「うぎゃぎゃ!ぎゃー!」(愛猫の攻撃)

「バサッ!ボボッ!」(クッションの抵抗)

の繰り返しで、すでに時間は夜の10時。

  「とりあえず、どこかに避難しよう。

    その前にコンタクトレンズ外さないと・・・」

と、猫がソファの下に隠れた隙に、バスルームへ床を2,3歩進むや否や、

「うぎゃーっ!」

と足に襲い掛かってきて、逃げ込んだ風呂場の扉を閉めても、

入り口前で見張るように、唸り続ける猫。

 

痛いさにジーンズをめくると、何か所も深い爪痕、両足とも血だらけ。

風呂場にあったタオルで傷を押さえて、座り込んだら、

なんだか、涙が出てきて、泣けてきて、泣けてきて😢

 

どうして、こんなことになっちゃったんだろう??

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猫の様子がおかしなと気が付き始めたのは、2月半ば。

時々、ベッドの下で不安そうに唸ったり、急に「シャーッ」と叫んだり。

 

奇しくも2月半ばは、今回のコロナ禍で私の仕事が怪しくなり始めた頃。

同居人の私の不安を、猫も感じていたのかもしれません。

(自粛のストレスで、猫が家庭内暴力??)

 

私の仕事は旅行業、4月末の今、業界は壊滅的です。

航空会社も、ホテルも、バス会社も、土産物屋も、観光施設も、ぜんぶ。

訪日外国人、9割以上の減、ほぼゼロ

世界中の飛行機、減便に次ぐ減便

地方空港の閉鎖

パッケージツアー、イベントもキャンペーン企画も中止

仕事は半減ではなく、蒸発しました。

休業要請など要りません、どこにも仕事が無いから。

 

いつ、立ち直るんだろう…?

立ち直るまで、果たして、持つだろうか…?

 

風呂場で「何でなの?」と、声を出して泣きながら、ふと感じたのは、

今泣いている本当の理由は、

何の根拠も無いのに、「頑張ろう、開けない夜はない!」

って、自分を、そして仲間を、励まして言っている言葉に、

もう圧し潰されそうで、耐えられなくなっていたから。。。

 猫が発狂した理由は、

そんな私の不安定さのピークが、猫に響いていたから。。。 

 

「無理に頑張るのは止めよう、進まなくてもいい」

「無理に立ち上がらなくていい、今は、ただ前を向いて、座っていよう」

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旅行はオンラインではできません。

実際に、行って触れて、空気感じて、トラブルやハプニングがあって、

いろんな人と交わって笑って、知って、それが旅だから。。。

 

この騒ぎが収まったら、行ってみたいと思う場所を、

あれこれ、調べて心待ちにしている人たちが、きっとたくさんいる。

みんな、旅できる日を待っているんだ。。。

 

「挫けないぞ、頑張るぞ!」あれ?

「いや、違うって、今は頑張らない!」

 

今朝、愛猫は、何も無かったようにベッドですやすや。

鬼猫になったこと忘れている?

私も目覚めたら、ちょっと気持ちが軽い。

 

写真は、ドイツのロマンチック街道の定番「ローテンブルクの街」です。

世界中が、穏やかな日々を取り戻せる時を、

「頑張らず

 ただ前を向いて

 遠くの光を見つめて」

待とうと思います。

その時がきた時、皆さんが旅に出てくれたら、嬉しいです。

本当に心から。。。お待ちしています!

 

ちいくら☆彡